

【声の老化】
【声の老化】
老化は肌や髪の毛などの外見、内臓や筋肉になどの中身だけでなく「声」も大きく関わっています。年齢を重ねて久しぶりに会った友人に「声が変わったね」と言われたことはありませんか?
年齢を重ねていくと声に張りがなくなってきたり、聞き取りづらくなったと言われることがあったりします。声帯が老化するとコミュニケーションで支障が出ることが増えるだけでなく転倒や肺炎を起こす可能性もあるので、声帯の老化とはどのようなものか見ていきましょう。

年齢とともに変化はすると思っていたけど、
どんな症状があるのかしら?
目次
声が老化する現象は男女で違う
女性は声が低くなったり、枯れやすくなったりし、どんどん大きな声も出にくくなっていくと言われていて、男性は逆に声が高くなっていくと言われています。声はその人の印象にも大きく関わってくるので気をつけた方が良いかもしれませんね。
声帯の老化はなぜ起こるのか?
声帯の老化にはさまざまな要因があります。
・女性ホルモンの減少
女性は更年期や閉経などの影響で女性ホルモンが減っていきますが、そうすると男性ホルモンの働きが活発になってていき、声帯が男性のように太くなることで声が低くなってしまいます。
・唾液の分泌量の低下
唾液の分泌量は年齢を重ねると減っていきます。
それにより声帯が乾燥しやすくなり、傷ついてしまう場合があります。
・口まわりの筋肉の衰え
表情筋や舌の筋肉も加齢によって衰えていきます。
衰えが進行すると口を大きく開けるのが困難になったり、滑舌やろれつが悪くなる恐れも。
・肺活量の衰え
肺活量も年が経つにつれ下がっていきます。
肺活量の衰えは声量の衰えにつながります。
・生活習慣
日頃の生活の中でも声帯にいろいろな影響を及ぼしている場合もあります。
喫煙の習慣がある方や、激辛の料理などを好んで食される方は声帯に炎症や腫れなど傷つけている可能性があります。
お酒をよく飲まれる方も翌朝に声がしゃがれたりしているのは声帯にむくみができるためです。
このようにさまざまな要因から声の老化は起こってしまい、声枯れしたり声質が低くなるかもしれません。

すごく声に影響するのね。
声帯を老化させないために
声帯を若々しく保つには先ほどあげた要因を改善することから始めましょう。
のどを乾燥させないために適度な水分補給やマスクを着用するなど。口まわりもマッサージやちょっとした体操でケアを心がけましょう。定期的にカラオケに行くのも良いでしょう。肺活量を維持できますし、カロリー消費やストレスの発散などいろいろな効果もあります。生活習慣でも喫煙の量を減らしたり、激辛の料理など刺激の強い食べ物やお酒の量もほどほどに。
そして、ジョギングなど運動をするのもおすすめです。声は見た目などと同じく、その人の印象を左右する重要なものです。いつまでも若々しい声を保てるよう心がけていきましょう。

運動やケアを行うことで、
その衰えを抑えることが大事ね